面接は発信力より、求心力。

dbc4aa4acbffa249faefa83e88c132bd

母のコト、私のコト。

こんにちは!Yプロデュース、吉村靖恵です。
はじめに、私ごとで恐縮ですが私の幼少期のことをお話しさせていただきたいと思います。

私の母は営業職の勤め人でした。

当時、幼い子どもを育てながらフルタイムで働く女性の姿はまだ珍しく、私は2歳から保育園に預けられました。

母の仕事は終業時間が遅くなることも多く、保育園のお友達に次々とお迎えが来る一方で、最後まで一人残っているのはいつも私。園児が残っている限り、保育園の先生も帰宅できないことを子ども心に申し訳なく感じていました。何より、1人取り残されたような保育園で母を待ち続けるのは寂しくて、母を待ちわびる気持ちは刻々と募っていきました。

「お待たせ!」

息を弾ませて迎えに来てくれる母。そんな母を見るなり抱きつく時には、もう寂しい気持ちは消えていて、(お母さん頑張って急いで来てくれたんだね。でもね、私も頑張って待ってたんだよ!)と少し誇らしい気持ちで心の中で叫ぶのです。

その気持ちが伝わってか、母はいつも笑顔で応えてくれました。

働くママと子どもは、同志。互いを想いやりながら、どちらも成長していくのですね。小さな私は、仕事をもつ母の“ワーク・ライフ”を五感で感じながら、人間性や社会性、そして、働くことの意味など多くのことを学んだ気がします。

面接は発信力より、求心力。

自身の幼い頃を振り返り、近年キャリアを大切に考えるママが増えていることを、同じ女性として嬉しく心強くも感じるようになりました。

私が印象アップのアドバイザーとして活動をスタートした時、私のもとを訪れてくださったのは、予期しなかった方たちでした。

彼女たちは、私にこう尋ねました―「面接で落とされました。印象が悪かったのでしょうか?」―多くの方が、女性としてのトータルな印象アップというよりも、キャリアパーソンとしての印象アップを望まれていたのです。

面接は自己アピールの場と考えられがちですが、それだけではありません。自分発信に終始するのではなく、面接官と向き合う場です。相手の表情、言葉、仕草から気持ちを受け取って初めてコミュニケーンが成立し、自分の強味を伝えることができます。

私のレクチャーを受けてくださった40代の女性は、30人に1人の合格という狭き門を突破されました。「面接官が徐々に笑顔になっていくのを見た時、ちゃんと自分のことが伝わっているなと感じました」と明るい表情で報告してくれた彼女。勝因は、自己アピール力よりも、面接官の心を引き込んだ、求心力です。「この人は、相手のことを考えられる人だな。一緒に働きたいな」と評価されたのだと思います。
10423b04c198d7ba0cb6fe49c0450161

面接は互いに、楽しく、心地よく。

マナーとは《思いやりの気持ちを相手に伝わるように行動にしたもの》

マナーの備わった礼儀正しい人が訪ねてきたら人は好感を持ち、その人を受け入れ、その人の言葉に耳を傾けます。逆の場合は心の扉は閉ざしてしまいます。仕事の実力は同じであってもマナーが備わっている人とそうでない人の運命は大きく違ってきます。就職活動では合格、不合格に決定的影響を与えます。

では、どのように行動すればあなたの気持ちは相手に伝わるでしょう。

面接は、思いを《笑顔と挨拶》で伝える時間です。

私は、レクチャーの時に「よろしくお願いします」「ありがとうございます」「失礼します」など、最初の言葉に感謝の気持ちをどのように相手に伝えていくかに時間をかけます。

挨拶は自分をオープンにし相手に身を寄せ、お互いに受け入れる働きかけをする様子です。また、人は言葉だけでなく言葉以外でもコミュニケーションをとっています。人に与える印象は表情、身だしなみ、仕草や態度で与えていることにも留意しなくてはなりません。これは相手が感じることですから本人はやっているつもりでも相手にそれがきちんと伝わっていなければ出来ていないことと同じです。

証明写真の無表情は怖い顔と伝わることがあります。初対面で話をする時、緊張しているだけなのにその表情は険しく又は困った表情に相手に伝わることもあります。それを確認するには第三者のサポートが必要になります。本番の時、自身の心を開いて、面接官の心の扉も開けてもらえたら、その面接はきっと素敵な出会いの時間になります。

面接でのマナーをお伝えすることでワーク・ライフ・バランスを目指すママたちのサポートをさせていただければ、この上なく幸せなことです。どうぞよろしくお願い致します。
1b331c8709ad19101f3115ca459340d9
9653aae6abb89f6f1e3c29b45f127f1d
吉村 靖恵   (よしむら やすえ)
 Yプロデュース 代表
社団法人日本マナーOJTインストラクター協会認定講師
日本パーソナルカラー協会認定パーソナルカラーアドバイザー
ファイナンシャルプランナー技能検定2級
社会保険労務士 

夫、高3長女、高2長男の4人家族。
福岡市一時預かり事業受託保育園「マミースマイル」創業者兼代表取締役。専業主婦のための保育園として開業し、年間延べ2,000人の育児中の母親と直に接し、育児や夫婦関係・再就職や仕事との両立の悩みなどの相談に応じる中で、ワーク・ライフバランスの必要性を感じる。
変化の激しい時代の中で、家族や夫婦のあり方、育児や介護などで時間の制約のある人の働き方などについてデータを示しながら、男女共同参画やワーク・ライフバランス、少子高齢化問題などの講演活動を行っている。