年齢別に絵本を紹介します。
読み聞かせのときなど、絵本選びの参考にしてください^^
絵本紹介【おやすみなさい おつきさま】【ありがとうのえほん】【ちいさいおうち】
0~2歳のお子様へ 「おやすみなさい おつきさま」
うさぎのこが、眠りにつく前の儀式のように部屋にある一つ一つに挨拶します。
「おやすみ おへや」 ゆっくりと時間をかけて。
読み進めていくうちに、私たちは何かが変化していることに気付きます。
見開きのページが交互にカラーとモノクロになっているのも、気付きを遅らせている効果があるようです。
大人は早くそれに気付くでしょう。
でも、子どもたちにもぜひ自分で気付かせてあげてください。
そうそう、部屋の中の小さな生き物も気になるところです。
おやすみ前の絵本としてお勧めします。
一日のおわりに感謝の気持ちを込めて、子どもたちに「今日も一日ありがとう」と静かに眠りにつくお手伝いをしてくれる一冊です。
「おやすみなさい おつきさま」
マーガレット・ワイズ・ブラウン 作
クレメント・ハード 絵
せた ていじ 訳
評論社 1,200円+税
3~4歳のお子様へ 「ありがとうのえほん」
著者、フランソワーズの描く丸みを帯びた絵の形や色は、まるでデコレーションしたクッキーのようにかわいらしく、その甘くてやさしい感じが絵本からにじみ出ています。
女の子が身のまわりにあるものに「ありがとう」と伝えていくお話です。
毎日の生活の中に喜びがあって、そのどれもに感謝の気持ちでいっぱいになれることはとっても素敵なことです。
そんな気分を一緒に味わってみませんか。
「ありがとうのえほん」
フランソワーズ 作
なかがわ ちひろ 訳
偕成社 1,200円+税
5歳以上のお子様へ 「ちいさいおうち」
「ずっといなかの しずかなところに ちいさいおうちが ありました。」
「ちいさいおうちは、おかのうえから まわりのけしきを ながめながら、しあわせ
に くらしてきました。」
お日さまをながめ、お月さまや星をながめて。
そして遠い街の明かりを見たとき、どんなところだろう、住んだらどんな気持ちがするのだろうと思いました。
美しい季節が過ぎていきますが、ある日を境に、ちいさいおうちのまわりがめまぐるしくどんどん変わり始めます。
どんなところだろうと思っていたあの街が、ちいさいおうちの周りにできてしまうのです。
ちいさいおうちは、街は嫌だと思います。
「いつ はるがきたのか なつがきたのか、いつがあきで、いつがふゆなのか、わかりません。」
しだいにちいさいおうちは、夜に田舎のことを夢に見るようになります。
ある春の朝、このちいさいおうちを見つけた家族によって、ちいさいおうちは、また田舎の小さな丘で暮らせるようになるのでした。
街や都会に憧れても、実際に暮らしてみると違っていたりするように、この絵本は、自然のある生活がどんなにかけがえのないものかを、ちいさいおうちを通して語ってくれます。
「ちいさいおうち」
バージニア・リー・バートン 文と絵
いしい ももこ 訳
岩波書店 1,600円+税
宮城知加子
我が子の子育て期間、絵本のセミナーなどに参加し、心に響く良質の絵本に出会いました。
現在、親子支援に保育士として従事する傍ら、玩具店の絵本コーナーも担当しています。
多くの方に素敵な絵本を知ってもらえたらいいなと思っています。
我が子の子育て期間、絵本のセミナーなどに参加し、心に響く良質の絵本に出会いました。
現在、親子支援に保育士として従事する傍ら、玩具店の絵本コーナーも担当しています。
多くの方に素敵な絵本を知ってもらえたらいいなと思っています。