栗山優香さん(ななほし保育園)

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会社情報 ななほし保育園 

■ 会社情報
調剤薬局がつくる企業主導型の保育園です。
0歳~5歳、30名規模の、アットホームであたたかな園です。英語教育に特に力を入れていて、外国人講師と本物の英語に触れあえます。

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調剤・OTC薬
有限会社ニュー七星
812-0018 福岡県福岡市博多区住吉4丁目4-21 エバーライフ住吉1F


■ 事業内容
保育園事業
・乳幼児月極保育
・一時預かり

●薬局事業
・調剤
・在宅訪問

ロールモデル 栗山優香さん

■ 家族構成

本人 45歳

夫 72歳

長男 15歳

長女・次女(双子) 12歳

三女 9歳

■ 職場の変化

メーカー(貿易)で事務、社長秘書、広告代理店等を経て、結婚後夫の家業である自営(お寺)の手伝いを行う。しかし子どもと関わる仕事に関心があり、仕事と育児の同時並行で保育士の資格を取得。保育園で経験を積んだのち、さらに自身の好きな英語の分野と子どもに関わる仕事がしたいと、公民館等で英語教室を開催していたところ、縁あって【ななほし保育園】に入社。

ライフヒストリー

21歳
フランスへ留学
22歳
大学卒業、メーカー(貿易)へ就職
24歳
結婚、退職
27歳
離婚
28歳
再婚、夫の自営業の手伝いを始める
30歳
長男出産
33歳
長女・次女(双子)出産
34歳
保育士資格取得
35歳
保育園に就職、三女出産、保育園退職
36歳
保育士として再就職
42歳
保育園を退職
43歳
保険会社に就職
44歳
保険会社を退職。英語教室等を開催。ななほし保育園入社

1日のタイムシフト(平日)

6:30
起床、お弁当作り
7:00
朝食
7:30~9:00
在宅でのデスクワーク、家事等
10:00
出社
15:00
退社、子供のお迎え、買い物など
17:00
子供の習い事の送迎等へ
20:00
帰宅、夕食
20:00~22:00
お風呂、だんらんタイム、片付け、洗濯、仕事など
24:00
就寝

1週間のスケジュール

月曜日
仕事(週3~4勤務、月15日)
火曜日
仕事
水曜日
休み(PTA業務、子ども会、習い事の送迎、公民館での英語教室等)
木曜日
仕事
金曜日
仕事
土曜日
休み
日曜日
休み

ママへのQ&A

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Q. 育児と仕事の両立のコツは?
A.  「80%で良しとする」と「一人で生きていると思わない」がモットーです。なんでも一人でしようとすると無理がおきます。でもある程度子供が大きくなれば子供の手も借りれるようになってくるものです。だから人に甘えられる部分は甘えます。
最優先事項はしっかり片付けて、やれないものはある程度で良しと割り切るようにしています。

Q.家事や育児の協力者はどなたですか?
A.子供たちや友達です。
特に子供には甘えています。「ママ眠い」と言って机で寝ちゃうと、「風邪ひくよ」といってお布団を敷いてくれたり片付けをしてくれたりします。疲れて「ご飯作れない」と言うと子供の誰かがごはんを作ってくれることもあります。本当に助かっています。
余談ですが家で楽しく家事を分担するために、家の仕事はルーレットで決めています。スマホのアプリです。料理担当、掃除、食器洗い、お風呂洗い、ゴミ出しといった項目ごとにルーレットを回して、当たった人がやる(笑)私も含めてやりますが、ゲーム感覚でなかなか楽しいですよ。
また友達にも助けてもらっています。私が遅くまで仕事をしている日など、友達が子供の習い事の送迎を代わってくれたり、子供にごはんを作って持っていってくれたりしています。

仕事で月の半分しか家にいない夫は、それでも在宅時にはしっかりと家事をします。在宅時の食事やお弁当づくり、子供たちの送迎はすべて夫がやってくれるのでありがたいですね。
 
Q.
仕事と育児の両立を妨げているものはありますか? 
どうすれば少しでも解決できるでしょうか?

A.  夫の不在の時間が長いことです。子供が4人とも不登校でフリースクールに通っているのですが、その分送迎が必要になり時間的な制約が生まれるので、働くのに少々困難を感じています。それでも今はファミサポさんを活用して、少しでも仕事の円滑化を図っています。

Q.現在の会社で働いてみていかがですか?

A.  まだできたばかりの園なので、創り上げていく大変さはありますが、その分の手ごたえや喜びを感じますね。

保育園の運営、保育士の管理、カリキュラムの策定、園児募集営業など多岐にわたって考えることが多く、やることが毎日テトリスのように積もっていきます(笑)。女性の職場でもあり、価値観がぶつかり合うときなどは調整の難しさを感じることもありますが、それも糧として成長させてもらっていると思います。なにより英語ができる保育園というのはまさに自分がやりたい仕事、楽しいと思う仕事、好きな仕事なので、とても前向きな気持ちで働けています!

週3で働かせてもらえているのもありがたいですね。実際、週3出勤の園長なんてなかなかあり得ないと思います(その分持ち帰り仕事もたくさんしていますが)。自分を認め信用してくれた高丘さんに対して、今持っている力や能力でお返ししたいという気持ちです。


Q.再就職を目指す子育てママにメッセージをお願いします。

A.  「子育て」をハンデと思っているママさんたちが多いですが、それは本当はハンデじゃないということを伝えたいです。たしかに環境的に制限はありますが、子育てする前と後では、ママは「子供という他者とのかかわりを通して」あきらかに人として成長しているのです。決してマイナスではありません。それをもっと自分の強み、能力であると知ってほしいと強く思います。時間的な制約や他者への気遣いなど難しい面もありますが、やりながら「我が家流」を模索していけば大丈夫です。

子供にとって母というのは母でもあるけれど、社会の一員でもあります。母を通して社会を見ています。その母が楽しく働くことで、子供の社会への肯定感は育ってくるものだと思います。ぜひ、あなたが仕事を探す際に、お金のために好きでもない仕事を選ぼうとしているのなら、ちょっと立ち止まってほしい。環境やお金に振り回されるのではなく、少しでも自分らしい仕事、自分が楽しめる仕事、自分らしい生き方ができる選択をしてほしいと思います。環境が許さないからと最初からあきらめるのではなく、何ができるか、何がしたいかに焦点を当てて探せば、自分らしい働き方ができるところがきっと見つかるはずですよ。

パパへのQ&A

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Q. 平日の家事育児時間はどれくらいですか?   
A. 休みがないので月半分は0時間です。在福中は食事作りと子供の送迎をやるようにしています。

Q. もっと家事育児の時間を取りたいと思いますか? 思う場合は何ができますか?   
A.  休みがない仕事なのでなかなか難しいですが、実際はもっと取りたいと思います。

会社へのQ&A

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Q. 従業員の男女比を教えてください。   
A.  男性3名、女性17名です。(平成31年1月現在)

Q. 子育て中の従業員は何割くらいですか?   
A.  4人です。2割ですね。
子育てが終わった方も4人いらっしゃいます。

Q. どのような従業員が多いですか?   
A.  20代前半の若い方から70代のベテランまで幅広いスタッフがいますが、明るい方と穏やかであたたかみを持った方が多いです。外国人講師(イケメンなフランス人!)もいますが、彼ともみんな仲良く和気あいあいとしています。もともと英語教育に注力しているという特色があるからか、国際的でボーダーフリーな考え方を持っている方が多いですね。

Q. 従業員が育児と仕事を両立しやすくするための支援制度はありますか?    
A.  子供の行事や急な病気などの際はすぐにシフト変更の対応を行ったり、対応できるよう人数を揃えたりして、少しでも気持ちよく休んでもらえるように努めています。
両立とはやや離れますが、スタッフは子供とは別室で丸1時間休憩をとれる体制を作っています。しっかりリセットできると好評です。
また、託児所として、当園で働くスタッフの子どもも預かることができます。

Q. 今後子育て支援のために導入したい制度はありますか?  
A. 託児所としてスタッフの子供も預かれる一方、自分の職場と同じ場所に子供がいると気になって仕事にならないというママ保育士さんたちの声もありました。そのため近隣の園と提携し、互いの園のスタッフの子どもを互いの園で預かる保育園シェアのような仕組みを現在考案中です。
また、現在建物の空いているスペースの活用を考えています。ママ向けのセミナーやサークル活動などに使ってもらえればと思っていますが、ママ向けに開催する英語教室などもスタッフは無料で受講できるようにしたいですね。

Q.  会社にとって栗山さんはどういう存在ですか?   
A.  「要」です。
人として信頼を寄せています。保育士さんとしての経験だけでなく、育児の経験、さらに多彩な社会経験があるので、どの立場に立っても物事を考えられる視野の広さをもってらっしゃるんです。保育者の立場、保護者の立場、従業員の立場、経営者の立場などいろいろな角度から物事が見られると、一つの立場では気づかないことにも気づいたり、話をスムーズにすすめられるので、園長として非常に頼りになります。今後ももっと「栗山色」を出していただきながら、一緒に良い保育園を作っていきたいです。
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