栗山優香さん(ななほし保育園)
会社情報 ななほし保育園
ロールモデル 栗山優香さん
本人 45歳
夫 72歳
長男 15歳
長女・次女(双子) 12歳
三女 9歳
メーカー(貿易)で事務、社長秘書、広告代理店等を経て、結婚後夫の家業である自営(お寺)の手伝いを行う。しかし子どもと関わる仕事に関心があり、仕事と育児の同時並行で保育士の資格を取得。保育園で経験を積んだのち、さらに自身の好きな英語の分野と子どもに関わる仕事がしたいと、公民館等で英語教室を開催していたところ、縁あって【ななほし保育園】に入社。
ライフヒストリー
- 21歳
- フランスへ留学
- 22歳
- 大学卒業、メーカー(貿易)へ就職
- 24歳
- 結婚、退職
- 27歳
- 離婚
- 28歳
- 再婚、夫の自営業の手伝いを始める
- 30歳
- 長男出産
- 33歳
- 長女・次女(双子)出産
- 34歳
- 保育士資格取得
- 35歳
- 保育園に就職、三女出産、保育園退職
- 36歳
- 保育士として再就職
- 42歳
- 保育園を退職
- 43歳
- 保険会社に就職
- 44歳
- 保険会社を退職。英語教室等を開催。ななほし保育園入社
1日のタイムシフト(平日)
- 6:30
- 起床、お弁当作り
- 7:00
- 朝食
- 7:30~9:00
- 在宅でのデスクワーク、家事等
- 10:00
- 出社
- 15:00
- 退社、子供のお迎え、買い物など
- 17:00
- 子供の習い事の送迎等へ
- 20:00
- 帰宅、夕食
- 20:00~22:00
- お風呂、だんらんタイム、片付け、洗濯、仕事など
- 24:00
- 就寝
1週間のスケジュール
- 月曜日
- 仕事(週3~4勤務、月15日)
- 火曜日
- 仕事
- 水曜日
- 休み(PTA業務、子ども会、習い事の送迎、公民館での英語教室等)
- 木曜日
- 仕事
- 金曜日
- 仕事
- 土曜日
- 休み
- 日曜日
- 休み
ママへのQ&A
A. 「80%で良しとする」と「一人で生きていると思わない」がモットーです。なんでも一人でしようとすると無理がおきます。でもある程度子供が大きくなれば子供の手も借りれるようになってくるものです。だから人に甘えられる部分は甘えます。
Q.現在の会社で働いてみていかがですか?
A. まだできたばかりの園なので、創り上げていく大変さはありますが、その分の手ごたえや喜びを感じますね。
保育園の運営、保育士の管理、カリキュラムの策定、園児募集営業など多岐にわたって考えることが多く、やることが毎日テトリスのように積もっていきます(笑)。女性の職場でもあり、価値観がぶつかり合うときなどは調整の難しさを感じることもありますが、それも糧として成長させてもらっていると思います。なにより英語ができる保育園というのはまさに自分がやりたい仕事、楽しいと思う仕事、好きな仕事なので、とても前向きな気持ちで働けています!
週3で働かせてもらえているのもありがたいですね。実際、週3出勤の園長なんてなかなかあり得ないと思います(その分持ち帰り仕事もたくさんしていますが)。自分を認め信用してくれた高丘さんに対して、今持っている力や能力でお返ししたいという気持ちです。
A. 「子育て」をハンデと思っているママさんたちが多いですが、それは本当はハンデじゃないということを伝えたいです。たしかに環境的に制限はありますが、子育てする前と後では、ママは「子供という他者とのかかわりを通して」あきらかに人として成長しているのです。決してマイナスではありません。それをもっと自分の強み、能力であると知ってほしいと強く思います。時間的な制約や他者への気遣いなど難しい面もありますが、やりながら「我が家流」を模索していけば大丈夫です。
子供にとって母というのは母でもあるけれど、社会の一員でもあります。母を通して社会を見ています。その母が楽しく働くことで、子供の社会への肯定感は育ってくるものだと思います。ぜひ、あなたが仕事を探す際に、お金のために好きでもない仕事を選ぼうとしているのなら、ちょっと立ち止まってほしい。環境やお金に振り回されるのではなく、少しでも自分らしい仕事、自分が楽しめる仕事、自分らしい生き方ができる選択をしてほしいと思います。環境が許さないからと最初からあきらめるのではなく、何ができるか、何がしたいかに焦点を当てて探せば、自分らしい働き方ができるところがきっと見つかるはずですよ。