内川美彩さん(株式会社チカラ)

株式会社チカラ

会社情報 株式会社チカラ

■ 会社情報
「言葉のチカラで愛と平和を」
私たちチカラは「良い言葉とは何か」を問い続け、
その成果を広く社会にシェアします。
人と人とのコミュニケーションをもっと良くすることで、愛と平和に貢献するために集った集団です。

株式会社チカラ
〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名2-2-1 MIKIビル401
■ 事業内容
取材・執筆業、書籍制作、
ブランディング、スクール事業、
飲食店経営ほか

ロールモデル 内川美彩さん

■ 家族構成
本人 30歳
夫  29歳
長女   4歳
次女   1歳
■ 職場での役割の変化
専門学校卒業後、設立2年目の株式会社チカラにライター見習いとして入社。初めての女性社員であり、結婚、出産、育児、などの人生イベントを迎えるたびに、新しいルールを社内に構築するきっかけを作ってきた。育児と仕事の両立を実践し、後輩女性の良きロールモデルとなっている。現在は九州圏域の情報誌を中心に、人物ルポや企業取材などあらゆる分野で執筆活動をし、プロのライターとして自他ともに認める実力を発揮している。

ライフヒストリー

20歳
専門学校卒業
20歳
株式会社チカラでアルバイトを始める
22歳
株式会社チカラで社員として登用される
25歳
結婚、産休に入り長女出産
26歳
職場復帰
29歳
産休に入り次女出産
30歳
在宅ワークで復帰

1日のタイムシフト(平日)

6:00
起床・仕事
7:30
子どもの支度
8:30
長女を保育園へ
9:00
洗濯、家の掃除
10:00
次女を寝かしつける
11:00
仕事
12:30
次女の昼食
13:00
仕事
17:30
長女を迎えに行く
18:30
夕食
20:00
入浴、家事
21:00
子どもを寝かしつけ
22:00
仕事
24:00
就寝

1週間のスケジュール

月曜日~金曜日
仕事
土曜日・日曜日
料理の作り置きや子どもとの時間

ママへのQ&A

チカラ川内様
Q. 育児と仕事の両立のコツは?
A.  適度に手を抜く、です。以前は、食事は一汁三菜、部屋はきれいに、という思いがありました。でも、「こうしないといけない」という囚われは、手放しました。育児も仕事も、誰かに頼る、弱音を吐く、など、周りにヘルプを出せるようになることが大事だと思います。

Q. 家事や育児の協力者はどなたですか?
A.  夫は子どもの保育園送迎、皿洗い、洗濯物たたみ、Yシャツのアイロンかけなどを担当し、家事や育児に協力的です。ただ、一昨年の12月から単身赴任をしているため、今は完全に私のワンオペです。3月からは夫の単身赴任先で一緒に暮らすことになっていますが、家事や育児の役割分担についてはすでにしっかり話し合っています。また、頼れるママ友の存在も有難いです
。そして会社。子ども同伴で出勤したら、みんなが遊んでくれたり、面倒見てくれたり。会社のみんなに育ててもらっているなと感じています。

Q. 夫のワークライフバランスに点数をつけるなら?
A.  点数はつけられません。お互い、できることをやって、できないことを補い合っての夫婦ですから、夫を評価することはできません。先日、単身赴任から帰って来た夫が、子ども2人の子守をしてくれたことがあって。「子どもたちと過ごすのは楽しかったけど、毎日だと大変だね。ありがとう。」と、言ってくれたんです。育児の大変さを理解し、感謝の気持ちを言葉で伝えてくれる。それだけで十分です。

Q. 現在の会社で働いてみていかがですか?
A. 
子どもを産んでから、この会社で働き続けてきて良かったな、という気持ちが改めて大きくなりました。1人目の妊娠が分かったとき、仕事を続けられなくなることが不安で「産むべきか迷っている」と相談したんです。返ってきた答えは、「命と仕事は天秤にかけていいものじゃないよ」でした。その言葉がなかったら、子どもを産んでいなかったかもしれません。私の今があるのは、この会社のおかげです。
子育て中の従業員は私一人ですが、制度が整備されていないからこそ、柔軟に対応して貰えています。子どもが産まれてからは、子どもの同伴出勤をOKにしてくれました。そしていつの間にか子どもにとって、会社が楽しい場所に。今では保育園に通う長女は、
私が会社に行くと知ると「ずるい~」と言うほどです。子どもにとってもとてもよい環境だと思っています。

Q. 再就職を目指す子育てママにメッセージをお願いします。
A.  仕事をしていた方が、育児のオンオフのスイッチが切り換えやすく、メリハリがつくと思います。専業主婦だと、ずっとママでいなければいけないというプレッシャーがありますが、会社に行くと、そこから解放されるんです。職場で、内川美彩、として接してもらえることで、私は私なんだ、と実感できています。家庭以外で必要とされる場所を持つことは、承認欲求を満たすために、必要なことだと思います

パパへのQ&A

川内さん家族
Q. 平日の家事育児時間はどれくらいですか
A.  現在単身赴任中のため、家事育児に充てている時間はほぼありません。帰省中に子どもと遊んだり、たまに家事を手伝うレベルです。

Q. もっと家事育児の時間を取りたいと思いますか?
A.  
取りたいと思います。妻とすでに話をしておりますが、今後一緒に暮らすようになれば毎日の皿洗いはやるようにし、あとは子どもの保育園への送迎、掃除、洗濯などで協力できればと考えています。

Q. 奥様のワークライフバランスは何点ですか?
A.  現在妻への負担が大きいので、「ワークライフバランス」を何点と評価するのは難しいです。今後一緒に住むようになってから妻の「ワーク」と「ライフ」のバランスが取れるようになればと考えています。

Q. 奥様へのメッセージをお願いします。
A.  いつもありがとうございます。今や「家族あっての」僕であり、家族が僕のモチベーションとなっています。ただ年に2回くらいは二人で食事したいので宜しくお願い致します。

会社へのQ&A

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Q. 従業員の女性の割合、育児中の方の割合は?
A.  
女性の割合は約9割、育児中の従業員は1割です。

Q. 従業員が育児と仕事を両立しやすくするための支援制度はありますか?
A.  在宅勤務を導入しています。社内で初めての女性社員だった内川さんが、結婚、出産、育児などのライフイベントを迎えるたびに、彼女にとって働きやすい環境を考え、試行錯誤してきました。しかしそれは、たまたま彼女が育児中の女性という属性を持っているだけで、どの社員に対しても同様の対応をしたいと考えています。いつ来ても、いつ帰っても、どこで仕事をしてもOK。「有給休暇」の概念がそもそもないので、子どもの病気や参観日などで「有休を消化する」というルールもありません。子連れ出勤も大歓迎です。いかなる会議、いかなるところでも、子どもがいることを良しとしています。

Q. 会社にとって内川さんはどういう存在ですか?
A.  創業時からアルバイトとして入社し、会社が苦しい時から10年以上一緒に働いてきた、会社にとって欠かせない存在です。よく笑い、職場を明るくする力があります。内川さんのライフイベントを会社が共有することで、「子育てと仕事を両立する時に生じる課題」に直面する機会を得られました。さらに、「マイノリティに対する考え方」や「会社の在り方」についてその都度向き合ってきたことで、会社として強くなれたと感じています。チカラは女性社員が多くを占める職場です。彼女の働きやすさを支援することは、今後他の社員の支援にもつながると考えています。

Q. 内川さんへメッセージをお願いします。
A.  
この10年間で、内川さんは入社当時に想像もできなかったほどの成長を遂げました。今やプロのライターとして自立できるほどのスキルを身に付けています。3月にはご主人がいる大阪に行くことになりますが、何も心配していません。幸い、遠隔地で一緒に仕事をできる環境が整ってきていますし。子どもがいると制約が多く、働く時間を生み出す能力が求められます。クリエイティビティにより磨きをかけ、自分なりの働き方を摸索してください。リアルに会える時間が少なくなることは会社の皆が寂しく、残念に思うところですが、だからこそ、年に数回、会える時間をより大切にしていきたいですね。これからもよろしく。
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