森部さやかさん(株式会社studio092)

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会社情報 株式会社studio092

■ 会社情報
「福岡から最高のパフォーマンスを!」
設立7年目にして福岡市内に6店舗、クアラルンプールに1店舗の飲食店を展開。多岐にわたる知識、高い情報感度と笑いのセンスを持つ個性溢れるプロフェッショナルが結集し、刺激し合い、新しいものや仕組みを次々と生みだしています。


株式会社studio092

福岡市博多区美野島1-4-1-3階

https://studio092.com/



■ 事業内容

・飲食業

・飲食店コンサルティング

・食品及び調味料等の製造・企画・販売

・陶器・食器の企画販売

ロールモデル 森部さやかさん

■ 家族構成
本人 33歳 
夫  33歳
長女   4歳

■ 職場の変化
ホテル勤務時出会ったパートナーとダイニングバーを立ち上げ、店舗経営に携わる。妊娠後、夜間勤務だった店舗から離れ、サービス指導の講師業を経て知人の会社に入社し、店舗開業準備業務を担当。出産後4カ月で復帰したが、30歳の時ホテル業界をもう一度経験したいと考え、転職。その後、studio092で新規部門を立ち上げるとのことで、社長に声をかけられ、事業戦略室マネージャーとして入社。現在は担々麺事業の担当と広報を兼任する。子育ての経験で「人」を育てる学びを深め、仕事に活かしている。

ライフヒストリー

20歳~25歳
ホテル勤務
25歳
ダイニングバーOPEN
28歳
妊娠・知人のお店に入社・出産
29歳
職場復帰
30歳
ホテルに転職
31歳
株式会社studio092に入社

1日のタイムシフト(平日)

3:00
夫帰宅
7:00
起床・家事・支度
8:00
夫起床
8:00~9:00
家族の時間(夫婦交代で家事)
10:00
子どもを保育園へ連れていく
11:00
出社
12:00~17:00
コアタイム
19:00
退社
20:00
子どものお迎え
21:30
寝かしつけ

1週間のスケジュール

月曜日~金曜日
仕事
土曜日
月2回出社
日曜日
子どもとの時間

ママへのQ&A

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Q. 育児と仕事両立のコツは?
A.  家のことをあまり完ぺきにしないこと。自分がしなきゃって、思いこまない。そしてそれを、パートナーに理解してもらうことですかね。以前はわたしは家事も育児もきちんとやっていました。子どもに食べさせる物にもこだわって、手をかけて、と。でもある日、娘に言われたんです。「ねえ、ママ、笑って。」と。こだわって、手間暇をかけ、忙しくして、笑顔を無くしてたんですね。自分では笑顔のつもりでした。でも疲れて、いっぱいいっぱいになっていた私の顔は、子どもには笑顔には見えていなかったんです。言われて初めて気が付きました。
今は、家事に手間をかけるより、子どもと過ごす貴重な時間を大切にしたい、と思っています。特に食事。子どもにとって、誰とどんなふうに食べるかは、とても大事だと思うんです。だから、外食にはよく行きますね。手作りする時間より、「おいしいね~」と食事を一緒に楽しむ時間を少しでも多く取りたいんです。モーニングを外で食べるのは私と娘の楽しみです。
「育児と仕事を両立しなきゃ」と力まず、育児も仕事もどちらも大事だからこそ、それぞれの時間に集中する。すると時間の使い方にメリハリがつき、自然に両立できるのかもしれません。

Q. 家事育児の協力者はいますか?
A.  夫と、実家の母、兄です。家族には本当に助けてもらっています。子どもの送迎をしてもらったり、預かってもらったり。家族の協力が無かったら子育てはできていないかもしれません。

Q. 旦那様のワークライフバランスは何点ですか? またその理由は?
A.  99点です。残りの1点は、一緒に過ごす時間が少し少ないから、かな。家事も率先してやってくれるし、必要なことは言って、と言ってくれます。仕事からちょこちょこ帰ってきて家事をしてくれたり、娘のお迎えに行ってくれたりします。食事作りにこだわっていた私に、「お前がイライラするくらいなら、外食でよくない?」と言ってくれたのも夫です。夫はお盆と正月しかお休みがないので、休日を一緒に過ごすことが少ないことに以前は寂しさを感じていましたが、他の家庭と比べるのはやめました。朝、家族がそろう短い時間を、思いっきり楽しんでいます。

Q. 現在の会社で働いてみていかがですか?
A.  
「今後色々な多様性が出てくるだろうから、時間じゃない貢献の仕方、新しい働き方を作っていってほしい。」この社長の言葉で、わたしは入社を決意しました。社長の奥様が専務で、お子さん2人を育てながらバリバリ仕事をしていらっしゃったご経験から、子育てと仕事を両立する状況をよく理解してくださることがとても心強いです。働くママにとって、社長の柔軟さと専務の理解力は、一番の魅力です。実際、私が入社して、それまではなかったフレックス勤務が導入されました。時間管理や業務管理、報告等、自己管理が必要ですが、育児と仕事を両立でき、働きやすさを感じています。


Q.再就職を目指す子育てママにメッセージをお願いします。

A.  勇気がいるかもしれないけど、外に出て、一歩踏み出してみて欲しいです。セミナーとか、職業体験とか、子連れて行けるイベントとか、色々ありますよね。育児だけに集中しないことで、育児により価値を感じ、より楽しいと思えるようになるんじゃないでしょうか。わたしは子どもを持って、価値観が変わりました。子どもを持つことで、それまでは選ばなかった仕事にも興味を持つかもしれません。今だからこそ、新しい感覚で次の仕事を選ぶことができる、と考えて、どんどん行動してみて欲しいです。

そしてきっと、「心が動くこと」が原動力。本を読んだり、雑誌を見たり、映画鑑賞などをして、今の自分の感覚、したいこと、好きなこと、わくわくすることを思い出す時間を作ってみるといいんじゃないかなと思います。子どもが小さい時って、優先順位がどうしても「自分より子ども」になっちゃうから、それをちょっとずつ変えてみて。ママが幸せなら子どもも幸せ。だから、ママ自身が楽しむことを悪く思わないで欲しいですね。子どもはみんなが育ててくれる。ママ一人で育てるわけじゃないんだから、子育てを気負う必要はないのかなって思います。ま、昔のわたしはそうでしたけどね(笑)

パパへのQ&A

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Q. 普段の家事育児の時間はどれくらいですか?
A.  仕事の時間が夜のため、なかなか取れていません。

Q. もっと家事育児の時間を取りたいと思いますか?
A.  妻のサポートとなることができれば、と思っています。

Q. 奥様のワークライフバランスは何点ですか?
A.  100点

Q. 奥様へのメッセージをお願いします。
A.  いつもよくやってくれています。 いつも感謝しています。

会社へのQ&A

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Q. 従業員の女性の割合、育児中の方の割合は?
A.  女性の割合は約4割、育児中の方は約2割です。

Q. 従業員が育児と仕事を両立しやすくするための支援制度はありますか?
A.  産休、育休、出産祝い金、フレックス勤務(コアタイム有り)等です。従業員の希望重視で柔軟な支援が可能です。

Q. 今後、子育て支援のために導入したい制度はありますか?
A.  ワークライフバランスが整えられるように、従業員一人ひとりの状況に合わせた柔軟な働き方を取り入れていきたいです。複数店舗を展開していますので、スポットで働けたり、働く場所を選べたりっていうことも考えられます。管理部門7名の正社員のうち4名が女性ですが、そのうち育児と両立しているのは森部さん一人で、女性活躍のロールモデルとして唯一の存在となっています。フレックス勤務も森部さんの希望でしたので、彼女が必要とする制度が、子育て支援制度として定着していくのだと思います。

Q. 会社にとって森部さんはどんな方ですか?
A.  底抜けに明るくて、パーンと張った声で、どこにいても社内全体を元気にしてくれるムードメーカーです。また、経験を活かした広い視野でお店の経営の細かいところまで気を配り、上長にも率直に意見する芯の強い女性です。コミュニケーションやフォローアップも上手で、スタッフの間を取り持ってくれる姉御的な存在として社員からの信頼も厚いです
Q. 森部さんへのメッセージをお願いします。
A. メリハリをつけて、仕事も子育ても活き活きと楽しんでいる森部さんの姿を見て、これから結婚、子育ての時期に入っていく他の社員も、この会社で働き続ける安心感を持てると思います。こらからも良きロールモデルとして、森部さんが働きやすい道を開拓しながら、活躍してください。

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